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転職活動期間

転職活動を進めていくのにあたり、およそ“どれくらいの期間かかるのか”という点は予測しておきたいところです。

前回はスケジュールについて解説していますが、これに関連して目標期間を設定しておきましょう。

 




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転職活動の平均期間

一般的な平均として、転職するまでにどれくらいの期間がかかるのでしょうか。

大手人材企業3社の調査記事を見てみると…

平均で3ヶ月前後~長くて半年程度です。

 

中にはすぐに良い求人が見つかって、退職も上手く進んでトントン拍子で進むケースもありますが、一般的には3ヶ月が目になりそうです。

それぞれの調査媒体を見てみましょう。

 

企業ポイントエン・ジャパンのデータを見る

以下は、エン・ジャパンが行った「コンサルタントが担当した求職者のうち、転職が決まるまでの期間」を調査したものです。

エンジャパン転職活動期間

(出典:エンジャパン『転職活動期間に関する調査』

最も多いのが3ヶ月以内です。

その次に多いのが1ヶ月半以内なので、エンジャパンの調査では「1ヶ月半~3ヶ月以内」が平均的です。

 

企業ポイントdodaの調査データを見る

続いて統計データにめっぽう強いパーソルキャリア(doda)の調査を見てみましょう。

以下は、転職者にアンケートした「入社までにどの程度の転職期間がかかると思うか?」という質問の結果です。

DODA転職活動期間

(出典:doda転職にまつわるよくあるギモン

最も多いのが1~2ヶ月と答えた方が多いです。

これに対し、パーソルキャリアのキャリアアドバイザーは、「通常トータルで3~4ヶ月程度が目安」と答えています。

 

企業ポイントリクナビNEXT・パソナ・マイナビエージェントでは…

エンジャパンやdoda以外では、リクナビNEXT・パソナ・マイナビがこの点について解説しています。

(出典:リクナビNEXTパソナキャリアマイナビエージェント

細かいデータは公開していないものの、

リクナビNEXTは「3~6ヶ月」が目安

パソナキャリアは「3~6ヶ月」が目安

マイナビエージェントは「3ヶ月前後」が目安

という感じです。

どこの情報源でも「3ヶ月」という転職期間がベースになっています。

 

ただし、一概に3ヶ月で大丈夫!というわけではなく、あくまで全体平均です。

年代別では大きな差があるので、次で解説していきます。

 

年代別で転職期間が大きく変わる

平均の転職活動期間は「3ヶ月」ですが、年代別の20代、30代、40代、50代で比較してみると全然違います。

以下のエンジャパンの調査を見てみましょう。

転職期間

(出典:エンジャパン『転職活動期間に関する調査』

20代の場合、1~3ヶ月以内の転職活動が全体の9割です。

9割の方が、3ヶ月以内に転職先を決めているという結果です。

 

30代になると一気に変化します。

1ヶ月程度で転職した方はたった2割程度です。

その分3ヶ月の方が大きく増加して、6割を占めています。

更に6ヶ月以内の方も20代の倍以上に増えています。

 

40代になると、3ヶ月以内に転職できた方は6割程度に減少します。

その分大きく増加したのが6ヶ月以内で、全体の35%を占めています。

更に7ヶ月以上が徐々に目立ってきています。

 

50代になると、3ヶ月以内に転職できた方はわずか3割に減少します。

最も多いのが6ヶ月以内となり、更に7ヶ月以上も一気に増加しています。

 

つまり、年代が上がるごとに転職活動の期間が長くなっていきます。

このデータから、年代別で以下の目安期間を設けることができます。

20代:1~3ヶ月

30代:3ヶ月以内

40代:3~6ヶ月以内

50代:7ヶ月以上

 

 

なぜ年代が上がると転職期間が長期化するのか

疑問

ここまで年代別の差が生じるのはなぜか…

それは年代が上がるごとに、「企業から求められるスキルや能力が変化してくるから」です。

 

例えば、20代の転職であれば、企業が求めるのは基本的にポテンシャルです。

将来性を見越して徐々に育成していくので、この時点で特に高いスキルや能力を求めているわけではありません。

そのため、未経験でも採用するケースが多く、必然的に受け入れ先が多いのが事実です。

20代の求人が最も多い理由はこれです。

応募できる対象が多いということは、自分に合う求人を見つけやすいということです。

自分に合う求人を見つけやすいということは、転職活動の期間が短くて済む場合が多いということです。

 

一方で、30代後半~40代、50代になるとどうでしょうか。

これらのミドルキャリアの転職では、将来性を期待するポテンシャル採用ではありません。

即戦力採用がメインです。

比較的高いスキルや能力が求められ、高いポジション枠の採用が基本です。

この“高いポジションの枠”は、必然的に採用枠が少なくなります。

企業は通常、ピラミッド構造になっているので、以下の図を見れば分かりやすいでしょう。

企業組織

年代が上がるごとに採用枠(求人)が少なくなってきます。

求人が少ないということは、自分に合う求人を見つけるのが大変ということです。

求人を見つけるのが大変ということは、チャンスが少なく、転職活動が長期化しやすいということです。

 

これが、年代が上がると転職期間が長期化する大きな理由です。

 

まとめ

ということで、転職活動の期間について解説してきました。

あなたの年代によって活動期間の目安が変わってきます。

ただし、どの年代も3ヶ月は最低限確保しておくべきです。

自分にぴったりな求人がすぐにあれば良いですが、保証はありません。

かといって焦りは禁物なので、情報収集などきちんと準備を行ってから進めていきましょう。

 

 

 

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