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Q-15 社会保険の適用がない企業には転職しない方が良い?
Answer
元社労士の立場から言わせてもらうと、全くお勧めできません。
そもそも一般的な企業で社会保険の適用が無いというのは、法令違反の可能性があります。
ただ、全てがそうではなく、中には社会保険の適用が任意の事業もあります。
まず、常時使用する従業員が5人未満である個人事業所は任意です。
更に、農林水産業、飲食業、旅館、理美容、映画、娯楽業、法律事務所などは、従業員の人数に関わらず任意です。
なぜおススメできないのかと言うと、あなたが負担する保険料が倍近くに上がるからです。
社会保険に加入できないということは、健康保険・厚生年金ではなく、国民健康保険・国民年金に加入します。
健康保険や厚生年金の保険料は、事業主と折半負担することになっています。
つまり、給与から毎月天引きされている保険料は、本来2倍の額です。
これが国民健康保険になると…折半する相手はいません。
つまり、全額を一人で負担します。
国民年金も同様です。
将来年金制度がどうなるかわかりませんが、国民年金を納めていても将来支給される年金額は厚生年金と比べてかなり低くなります。
※国民年金基金等で受給する年金額を上げる方法もあります。
更に家族がいれば、「扶養」という概念が国民健康保険にはないので、個々に保険料が掛かってきます。
こういった保険料の負担が大きくなるので、ぜひとも社会保険の適用事業所に転職されることをお勧めします。
通常は加入義務があります。ごく稀に適用を怠っているところもありますので、記載が無い場合は事前に確認しましょう。