本記事はプロモーションを含みます
転職活動において「自己PR」は必ず考えないといけません。
苦手な方もいますが、決して難しくありません。
本来の自分を冷静に見つめ直したり、職務経験を思い返したりすることで、意外と簡単にできます。
今回は、職務経歴書における自己PRの作成方法について解説していきます。
数多くのプロからのアドバイスをいただき、試行錯誤してできたものです。
実際に書類選考も通過しているので、ぜひ参考にしてもらいたいです。
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全体的な自己PRの構成
上記は実際に私が転職活動で試行錯誤を加えた職務経歴書のサンプル版です。
複数のエージェントのアドバイスをもとに完成させており、これを基に何度も書類選考を通過しています。
実際のサンプル版を使って解説します。
「ポイント」と「エピソード」
自己PRの表現方法は自由です。
文章だけでアピールする方法もありますが、例のように3つ程度ポイントを挙げて、具体的なエピソードを加えると効果的です。
その理由としては、
◆分かりやすい・伝えやすい
◆具体的なエピソードがあるので”説得力”が強い
◆コピー系の自己PRに思われない
といったメリットがあるからです。
具体的な自己PRの作成方法
自己PRや志望動機を考える際の基本構成として、「結論⇒理由⇒結論」はご存知かと思います。
転職だけではなく、この構成は様々なシーンで基本中の基本です。
これをサンプル職務経歴書の自己PRに当てはめます。
流れとしては、この結論⇒理由⇒結論の構成になっています。
自己PRタイトルがまず最初の「結論」に当たり、以下に3~5行で「理由」と、改めて「結論」を記載しています。
自己PRのタイトルの考え方
上記の赤枠の部分です。
自己PRのタイトルは、「キャッチコピーとなる言葉」を使います。
それに加えて、カッコ内に具体的な数字などを加えるとインパクトが強いです。
例を使って解説します。
“コミュニケーション力が強い(顧客獲得数はトップクラスの500名)”
ただコミュニケーションが強みなだけでなく、パッと見て規模が分かります。
キャッチコピーは別にありきたりな言葉で構いません。(コミュニケーション力・主体性・自主性など)
逆にありきたりの言葉の方が相手に伝わりやすいです。
そして他者との差別化のために、具体的な数字をカッコ内に追記します。
カッコ内は、その企業にしか分からない“専門用語”にならないようにくれぐれも注意してください。
文章の構成方法
続いて青枠の「理由」⇒「結論」の部分です。
自己PRのタイトルをアピールできる文章を記載していきます。
効果的なのが、実体験(エピソード)です。
実体験は、決して誰とも被ることはなく、あなたの強みに説得力を加える材料です。
これから構成ポイントを解説しますが、全くその通りの流れでなくても構いません。
とにかく“実体験”を交えて構成されていることが何より重要です。
書き出し方の基本的な構成ポイントは以下の通りです。
1.まずはこういった問題や改善点があった
2.それに向けて工夫したこと、実際にやったこと
3.結果このようになった(だからこれが強み)
実際に私の職務経歴書で使っていた自己PRで解説します。
タイトル. 主体性の強さ(商品消化率90%達成 売上1億に貢献)
1. 本社との連携が不十分と感じ、自ら部署を立ち上げて改善に取り組む。
2. 最初で行った統一戦略はあまり効果が無かった。そこで店舗別の売上を細かく分析することで特性があることに気付く。
3. 店舗別戦略は現場スタッフにも受け入れてもらいやすく、商品消化率90%を達成、売上1億にも貢献できた。
こんな感じです。
文章は、エピソードを交えて3~5行でまとめます。
エピソード系の自己PRは、この流れで書けばOKです。
自己PR作成の注意点
何度も言ってますが…
やってしまいがちなのが、その企業ならではの“専門用語”を使ってしまうということです。
専門用語だと伝わらず、配慮の無い人だと思われてしまいます。
必ず、誰が読んでも理解できる言葉に変えて記載します。
そして、履歴書でも自己PRをしている場合は、被らないように注意してください。
履歴書では少し触れておき、職務経歴書で具体的に記載する方法もありますが、どうしても被っている印象が強いので個人的には「自己PRは職務経歴書のみ」でOKだと思います。
あと、常識ですが、嘘はバレるので過剰評価はNGです。
なんなら過剰評価よりも、リアルな数字や言葉で記載するほうが説得力が強いです。
まとめ 相手に伝わらなければ意味が無い
職務経歴書の自己PRについて解説してきました。
自由形式なので表現方法に悩みますね。
私は複数のエージェントやハローワークの職員まで、様々なプロから職務経歴書のアドバイスを受けてきました。
そこで何度も聞いたのが、「採用担当者に理解してもらえるかが何より重要」ということです。
いくら自分では素晴らしい職務経歴書と思っていても、相手に伝わらなければ何の意味もないです。
自己満足にならず、作成の度に採用担当者の気持ちになって読み返すのが本当に大事です。
「この言葉で伝わるかな…」ということは常に考えましょう。
実際に書類選考に何度も通過しているものなので、ぜひ参考にしてもらいたいです。
以上、職務経歴書における自己PRの作成法でした。