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20代で転職したい…
転職活動が初めてで、実際にどのように行動していけば良いのか分からない方が多いはずです。
私は20代で転職活動を2度経験しており、その中で失敗と成功がありました。
失敗したときは、あぁ…辞めなかったらよかった…
成功したときは、辞めて正解だった!
ふと冷静に考えてみて、いったい何が違うかったのだろうか?と思い返し、成功のポイントを整理してみました。
20代で転職に成功させる方法を、独自の経験をもとに解説しています。
1万文字を超える長い記事ですが、すべて読めば転職を成功させる秘訣を理解していただけるかと思います。
でははじめます。
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20代 はじめての転職は不安が多い
20代で転職活動をする方は、転職活動自体が初めてという方も多いはずです。
また、学生時代の就活とは動き方が違うので、不安が多いのは当然です。
※私も20代で初めての転職活動は不安だらけでした。
不安払拭のためにも、“転職活動”を知る必要があります。
新卒での就活は”新卒採用”、転職活動は”中途採用”と呼ばれています。
新卒採用と中途採用の違いを確認し、基本をチェックしましょう。
新卒採用と中途採用の違いを比較
中途採用 | 新卒採用 | |
---|---|---|
対象 | 社会人及び学生以外 | 学生 |
採用時期 | 不定期 | 定期(年1回) |
求めるスキル | 実績や仕事能力 ※即戦力期待 | ポテンシャル |
選考期間 | 約1ヶ月 | 3ヶ月など長期 |
情報収集 | 基本的に自分で行う | 説明会等で収集しやすい |
必要書類 | 職務経歴書・履歴書 | 履歴書 |
面接 | 個人 | 集団・個人 |
入社時期 | 内定後、数週間~3ヶ月 | 卒業後4月など時期が決まっている |
新卒での就職活動…そして今から目指す転職活動…
決定的な違いは、社会人経験の有無です。
そのため、中途採用で企業が求めるのは経験やスキルです。
その他、大きな違いは以下の2点です。
2.職務経歴書が必要
1.情報収集は自分で行う
新卒の場合は、企業説明会が頻繁に開催されており、情報を入手しやすい環境があります。
一方で、中途採用の場合は、新卒と比べると情報発信が少ないのが現状です。
そのため、基本的には自分で企業情報を収集する必要があります。
自分で収集するといっても特に難しいことではありません。
公式サイトをチェックするのはもちろんですが、転職のプロであるエージェントからより詳しい企業情報を入手すればOKです。
エージェントであれば、本来知ることが難しい情報(職場環境や人間関係など内部情報)も知ることができます。
2.職務経歴書が必要
転職活動では、どのような仕事をしてきてどんな結果を出してきたのか、どのような仕事スキルがあるのかという、“職務能力”が重視されます。
履歴書だけではこういった情報が分からないので、基本的に転職活動では職務能力をまとめた職務経歴書の提出が必要です。
職務経歴書は自由形式なのですが、その分どうやって仕上げて良いのか分からず、苦手な方が多いようです。
自己流で仕上げても良いのですが、やはり書類選考の通過率は上げたいですよね。
書類選考に通らなければ面接にも呼ばれないので、まずはここが一つの壁です。
職務経歴書の作成のコツは、状況や目指す分野によって異なります。
転職サイトでノウハウを紹介していたり専門書籍も出版されていますが、最も的確で、お金を掛けず有効な方法は、エージェントの利用です。
何故なら、直接口頭でのアドバイスから書類の添削までしてもらうことができるからです。
更に、応募先企業によってアピールポイントが異なるので、その点も教えてくれるでしょう。(応募企業ごとの職務経歴書)
ちなみに、ハローワークでも職務経歴書の書き方を教えてくれたり、参考となる資料を無料で手に入れることができます。
私もここで相談して何度か修正を行ったことがあります。
身近にあるので利用してみてください。
20代の転職でよく聞く不安や疑問
就活より難しそう…
現在働いている会社にバレないの?
未経験でも転職できるのか…
20代だとキャリアが短いのでアピール要素が無い…
転職に有利な時期はいつ?
転職理由を明確にする
あなたは何故転職したいのですか?
この質問はいろんな人から聞かれます。
(今働いている企業の人から、面接で採用担当者から、エージェントから、履歴書や職務経歴書から、家族や友人から、)
ここを明確にしておかないと、転職に失敗しやすいです。
明確にする理由は以下の2点です。
2.転職しないという選択肢を忘れない
1.転職活動で失敗を防ぐため
転職理由は人それぞれだと思いますが、明確にすることで次の転職活動に活かすことができます。
不満に思う部分を明確することで、次の転職ではそれを省くことができます。
非常に単純ですが、明確であればそれ以外の企業を選べば良いわけですから。
ただし、20代は採用してくれる企業が多いとはいえ、省きすぎると選択肢が狭くなるので注意です。
絶対に譲れない条件などをリスト化しておくと良いでしょう。
転職理由が明確でないと、また同じことの繰り返しで失敗してしまいます。
2.転職しないという選択肢を忘れない
意外と忘れがちなのですが、転職理由が今の企業で解決できるのであれば、転職しないほうが良いです!
何故なら、今まで築いてきたキャリア(地位や給与)や人脈が全てリセットされてしまうからです。
それに、将来また転職するとなったら、20代の転職回数が響いてきます。
◆現在働いている企業で原因を解決できる
◆理由が自己中心的なもの
◆転職理由が曖昧
こういった場合は一度考え直しましょう。
それでも転職したい場合は自分ひとりでは判断せず、友人やエージェントに相談するようにしましょう。
辞めてしまったら、過去はもう変えられません。
冷静に考えたら、一時的な感情だったかもしれませんからね。
ここまで読んで、転職理由が明確では無い場合は、この先読まないほうがいいです。
みんなの転職理由は?
ちなみに…他の人はどのような理由で転職を決意したのか…
最もリアルな市場状況が分かる、厚生労働省のデータを見てみましょう。
転職理由 | 男性 | 女性 | ||
---|---|---|---|---|
20代前半 | 20代後半 | 20代前半 | 20代後半 | |
仕事が面白くない | 6.8% | 7.9% | 5.6% | 6.0% |
能力を活かせなかった | 4.4% | 6.5% | 5.5% | 4.7% |
人間関係 | 8.0% | 5.1% | 14.5% | 9.0% |
会社の将来が不安 | 8.6% | 7.5% | 6.7% | 9.4% |
給料が不満 | 15.1% | 19.3% | 8.5% | 12.2% |
残業など労働条件が悪い | 11.8% | 16.5% | 12.6% | 13.7% |
結婚 | 0.1% | 1.1% | 1.6% | 7.7% |
出産・育児 | 0.1% | 0.2% | 1.5% | 1.6% |
介護・看護 | 0.1% | 0.3% | 0.1% | 0.5% |
契約期間満了 | 5.9% | 6.6% | 8.5% | 6.3% |
会社都合 | 2.1% | 3.0% | 2.5% | 4.5% |
その他 | 33.9% | 24.6% | 27.6% | 23.0% |
(出典:厚生労働省 平成28年雇用動向調査結果)
20代男性の転職理由
20代男性の転職理由を見てみると、20代前半・後半共に「給与が不満」「労働条件が悪い」の2点が目立ちます。20代後半になるにつれて割合が増えており、年齢が上がるごとに給与や労働条件を理由に転職する方が多くなっています。
20代女性の転職理由
20代前半の女性については、「人間関係」と「労働条件が悪い」が目立ちます。特に「人間関係」については男性と比べて1.75倍です。しかし、20代後半では人間関係を理由に転職する方が大きく減少し、「労働条件が悪い」「給与が不満」がトップとなっています。
20代男女ともに共通するのが、「給与が不満」「労働条件が悪い」といった転職理由です。
活動方法はエージェントとサイトの併用
転職活動を進めるにあたって、自力でやるほど無謀な事はないです。
転職エージェントや転職サイトといった無料のサービスを利用しましょう。
特に20代で初めての転職の場合は、転職のプロからアドバイスを貰うのが得策です。
つまり、推奨する活動方法は、エージェントとサイトの併用です。
転職サイトの役割
転職サイトは、主に求人情報の検索に使います。
また、サイトによっては転職ノウハウや適性診断といったサービスもあるので利用すると効果的です。
エージェントの役割
エージェントは、転職活動すべてに有効です。
リアルタイムの市場情報、転職市場でのあなたの立ち位置、詳しい求人情報、求人紹介を受けることができます。
転職サイトの求人票では分からない、職場の雰囲気や人間関係、労働環境、残業の程度、経営者や採用担当者の人柄なども教えてくれます。
ん?これって聞いたことありますよね?
そうです。転職理由でトップに入っていた「人間関係」「労働環境」など、本来知ることが難しい情報です。
これらは転職者にとって、本当に知りたい情報です。
これらの情報を知ったうえで応募を検討できるので、ブラック企業への応募防止、転職後のギャップ防止に繋がります。
応募しなくても、「あ、この企業って有名だけどこんな感じなんだ!」と、転職サイトから求人を選定するときにも役立ちます。
更にエージェントは、キャリア相談、書類作成のサポート、面接対策、応募手続き、条件交渉、入社手続きなど、転職活動を総合的にサポートしてくれます。
そんなに有り難いサポートだから費用が高いのでは?と思うかもしれませんが、転職エージェントの利用は完全無料です。
何故かというと、採用が決まると企業から人材紹介会社へ費用が支払われる成功報酬の仕組みになっているからです。
なので、あなたが費用を払う必要はないのです。
求人情報を比較
求人情報の紹介ですが、エージェントが保有している求人は、転職サイトの情報とは違うケースがあります。
年収額が違う、ポジションが違うなど、同じ企業の求人でも待遇が違う場合があるので、比較するほうが良いでしょう。
つまり、自分で転職活動すべてを行うというのは、全体的に効率が悪くなります。
特に20代はじめての転職であれば尚更です。
・転職サイトは主に求人検索
・エージェントは転職活動すべてに有効
・利用は完全無料で一切費用は掛からない
・同じ企業の求人が複数ある場合は比較する
こちらでも詳しく解説
>転職エージェントとは?利用のメリット・デメリット・上手く利用する6つのポイント
20代で転職を成功させる11のPOINT
転職すると決意したら実践あるのみです。
しかし、間違った方法で転職活動を進めてしまうと、後で取り返しのつかないことに…
ここでは、20代で転職を成功させる11のポイントを紹介していきます。
①逆算のスケジュール作成
まずは基本中の基本、スケジュールを立てます。
転職活動にかかる期間と、具体的なスケジュール作成について解説します。
活動期間・応募数はどれくらいが目安?
一般的にどれくらいの期間で、どれくらいの企業に応募しているのか、平均値をチェックしておきましょう。
マイナビ調査によると、転職活動期間は平均で1ヶ月~3ヶ月、応募社数は平均で5,6社という方が多いようです。
ただし、希望の求人が見つからない、退職に時間がかかるなど、転職に1年近くかかるケースもあるので、個人差があります。
ちなみに私が20代で転職した際は、4ヶ月、応募数は6,7社で転職できました。
具体的なスケジュール
日数は目安ですが、およそこんな感じです。
・キャリア整理
・情報収集
・求人応募
・面接/内定
・退社/入社
このように5つのパートに分けてスケジュールを組むと分かりやすいです。
詰め込み過ぎるとしんどいので、3~4ヶ月程度で計画を立てるのがおススメです。
スケジュール作成のコツ
スケジュールを立てるときのコツがあります。
特に20代ではじめての転職活動の場合は、「転職を目指す時期」を先に決めます。
決めると言っても目標であり、別に過ぎてもへこむことはありません。
ここを決めておかないと、恐ろしいダラダラ転職となってしまい、いつまで経っても転職することはできません。
また、こうした逆算のスケジュールにより、各時期にやるべき行動が明確になります。
内定が出たから勢いで転職…では失敗の恐れがあるので、しっかりと分析、情報収集、対策、選考といった感じで順序を踏みましょう。
②働きながら転職活動!
転職活動をするにあたって、現在の企業に勤めながら活動をするのか、それとも辞めてから活動するのか、どちらかに分かれます。
それぞれメリット・デメリットはありますが、辞めてから転職活動に入るのはお勧めしません。
働きながら転職活動 | 辞めてから転職活動 | ||
---|---|---|---|
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
転職先をじっくりと選べる ※妥協しない | 仕事で面接の日程調整が難しい | 転職活動の集中できる | 決まらないとプレッシャーが半端ない… |
ブランクが生まれない | - | 資格取得などの時間に充てられる | 収入が無くなるかもしれない |
集中できるというメリットはありますが、いつに転職先が決まるという保証がありません。
辞めたものの、全く内定が出ず、収入が0になってしまうという事態は避けたいところ…
焦って転職先は決まったものの、結局合わずにまた転職…これでは転職の意味がありません。
働きながらの転職活動では、面接の調整が難しいですが”焦る”ということはありません。
また、エージェントからサポートを受けていれば、企業とのやりとりを全て代行してくれるので、このデメリットはすぐ解消できます。
私は一度目の転職活動で、集中したいがために辞めてから転職活動をしてしまいました。
案の定、なかなか決まらず焦ってしまい、大失敗した経験があります。
ですので、働きながら転職活動を進めることを強くオススメします。
③20代前半・後半では動き方が違う
20代といっても、20歳、21歳、22歳…29歳まで幅広いです。
全ての年齢が同じ”20代”とはいえ、動き方が全く同じというわけではありません。
そこで20代前半と後半に分けて動き方を解説します。
20代前半の場合
20代前半とは、一般的に社会人1~3年目です。
慣れないとはいえ、わずか1,2年で辞めてしまうと、「また辞めるのでは」と思われてしまい、次の就職に不利です。
また、スキルをアピールしても経験不足と判断されやすいです。
なので、まずは3年間勤務するようにしましょう。
3年の経験があれば、次の就職にアピールできる材料となります。
しかし、「どうしても辞めたい…」
辛すぎて我慢の限界!超ブラック企業!このまま働いたら体を壊す…
さすがにどうしても無理という場合は転職を考えましょう。
ただし、先ほどお伝えしたようにスキルや経験はあまりアピールにならないので、ポテンシャルを重視してくれるところを探しましょう。
3年目以降の転職では、第二新卒としても評価が高く転職しやすいです。
同じジャンルで更に待遇の良い企業を目指すのも良し…キャリアチェンジに挑戦するのも良し…
といった感じで、キャリアの可能性が最も幅広い時期と言えます。
20代後半の場合
20代後半は社会人4年目以上です。
つまり、第二新卒ではなくなるため、ある程経験値を求められてきます。
まだ未経験でも採用してくれる企業は豊富ですが、これからのキャリアを考えると、同職種、もしくは同業界での転職が望ましいです。
また、20代後半の28歳以上になってくると、更に即戦力の採用傾向が高まります。
そのため、20代で最も年収アップ、キャリアアップできる時期だと言えます。
社会人経験が無い場合は?
もしアルバイトやニートの場合はどう動くか…
アルバイトをしているところと同ジャンルであればアピールできる要素はありますが、基本的には”未経験”となるので人物重視、ポテンシャル重視の求人を探すのが良いでしょう。
これまでの仕事経験からアピールできる材料を探します。
また、エージェントの中にはフリーターやニート向けの就職支援を行っているところもあるので、利用するのもかなり効果的です。
・20代前半の場合は3年目以降の転職を目指す!
・20代後半はキャリアアップ・年収アップを狙いやすい
・社会人経験が無い場合は”未経験採用”を探す
④自己分析のコツ
20代の転職では、比較的自己分析がしやすいです。
何故なら、これまで働いてきた事を振り返りやすいからです。
では具体的にどのように自己分析をしていけば良いのか…
私は様々なツールを使って自己分析をしてきましたが、その中でも効果が高かったものを紹介します。
ライフイベントシート作成
仕事だけじゃなく、幼少期から振り返ります。
小学生/中学生/高校生/大学生/社会人(前半/後半)にブロック分けをして、それぞれどんな事に興味があって、印象に残ったこと、成功体験、失敗体験を思い出して書き出します。
実はこれ、適性や強みを見つけるヒントが隠れています。
◆印象に残ったこと=興味があること
◆成功体験=強み
◆失敗体験=どのように乗り越えたか、乗り越えたなら強み
忘れかけていたあなた本来の個性を見出します。
私はこのライフイベントシートを20代の頃に作成し、30代の転職でも大事に保存して見返して参考にしています。
やりたい仕事に迷ったときなど、あなた本来の強みや特徴を発見できるのでぜひオススメのツールです。
職務分析シート
ライフイベントシートとは違い、社会人になってからの出来事を書きだします。
1年に区切っても良いですが、思い返せるなら半年ずつでも良いです。
それぞれの期間にあった、出来事/仕事内容や工夫したこと/実績 を書きだします。
途中で退職した経験があるならその理由も書きます。
もうお分かりかと思いますが、あなたがやってきた職務内容や経験・スキルをすべて分析することができます。
つまり、後に作成する職務経歴書に役立ちます。
ライフイベントシートでは、あなた本来の個性や強みを見つけることができます。
職務分析シートでは、仕事に対する強みやスキルを見つけてまとめることができます。
この2種をやっておけば、キャリア整理や職務経歴書の材料になるのはもちろん、志望動機の構成や面接対策にも非常に役立ちます。
・ライフイベントシートであなた自身の個性・強みを引き出す
・職務分析シートで仕事の強み・スキルを引き出す
・この2種は転職活動の様々な状況に役立つ
より詳しい活用方法・無料ダウンロード配布はこちらから
>転職活動で”誰でもカンタンにできる”自己分析方法 2つのツール
⑤効率よく情報収集
キャリア整理をしつつも、同時に行いたいのが“情報収集”です。
情報収集では、主に以下のことを行います。
◆転職市場の状況
◆自分の市場価値
◆企業の詳しい情報
◆求人情報の検索
この4点は最低限やっておきましょう。
情報収集にはコツがあり、転職サイトやエージェントを利用して、転職市場の事を最もよく知っている人から聞くのが一番です。
私は自分で情報収集をしたことがありますが、情報が錯綜(さくそう)して結局時間が掛かってしまったことがあります。
転職活動はスピード性も重要なので、ここは効率よくその道のプロに聞くのが間違いないです。
・情報収集は転職のプロに聞くのが最も効率が良い
⑥書類通過率の高い職務経歴書を作成
どこの企業にも通用する魔法のような職務経歴書はありません。
何故なら、企業ごとに求める人材が異なるからです。
ということは!!
書類通過率が高い職務経歴書を作成するには、“企業のニーズを把握して自分の当てはまりそうなスキルや実績をアピールすれば良い”…というわけです。
さすがに応募企業ごとにイチから作成するのは大変なので、まずはベースとなる職務経歴書を準備します。
ここで、先ほど解説した自己分析のシートが役立つわけです。
このベースとなる職務経歴書に、応募企業ごとに少しずつ変更を加えていきます。
《例えば…営業職の人が転職したい場合》
応募企業のニーズがコミュニケーション力であれば、営業で対人関係を築いてきたストーリーを盛り込めばOKです。
応募企業のニーズが行動力・主体性の強い方!であれば、仕事で自ら工夫して改善・向上したことを盛り込めばOKです。
※当然ですが、ウソや過剰評価はダメです。
企業のニーズに合うような職務内容を見つけ出し、それを中心に仕上げれば応募企業ごとの職務経歴書が出来上がります。
ただ!恐らく転職活動をしているほとんどの方は、エージェントを利用していると思います。
最も効果的なのが、エージェントからアドバイスを受けることです。
エージェントは企業の人材ニーズも的確に把握しているので、利用しているエージェントに聞いてみるのが間違いないかと思います。
⑦口コミなどの裏情報をGET
ブラック企業に転職したい!という方はあまりいないと思います…
できれば事前に…職場の雰囲気、人間関係、実際の仕事内容、残業時間、休日出勤の有無などが分かれば、どこか不安な気持ちもクリアになるはずです。
そこで、これら口コミなどの裏情報を知ることができるサイトがあります。
口コミで有名なのが、キャリコネや転職会議です。
ここは超有名で皆さん利用しているので、ぜひ参考にしてください。
ただ注意したいのは、書き込んでいるのは“個人の感想”なので、100%真実が書かれているとは限りません。
例えば転職会議で口コミを見たい場合、自分が働いている企業の口コミを登録する必要があります。
それが面倒で適当な評価を記載しているという可能性も0ではありません。
そこで正確な情報を手に入れる方法が…エージェントです。
エージェントは、企業の採用担当者と会うために、企業に訪問して取材などを行っています。
そこで見た職場環境や担当者の人柄などを細かくチェックしています。
また、過去に応募した方からのフィードバックもあるので、より深い情報を聞くことができるわけです。
なので、気になる求人があれば担当のエージェントに詳し~く聞いてみましょう。
キャリコネ
転職会議
公式サイト
>【転職会議】企業の口コミ・評判・求人が豊富な転職サイト
・転職の口コミ情報で有名なキャリコネ・転職会議を活用する
・担当エージェントからリアルな情報を聞く
⑧内定を左右する面接はどうする?
書類選考が通ったら面接です。
もちろん、面接対策は事前に必要です。
エージェントを利用している方は、事前に聞かれそうな事を教えてくれたり、模擬面接で対策してくれたりと、応募企業ごとにサポートしてくれます。
エージェントは企業側のニーズをしっかりと把握しているので、ここを利用するのが一番です。
自分でも面接対策をすると思いますが、以下の点に注意してください。
まる覚えしない
やってしまいがちなのが、答えを準備して一言一句覚えようとする方法です。
私も1回やったのですが、本番でやるとかなり不自然です。笑
面接官にもバレバレで、「自分の言葉で話していない」と判断されます。
なので、まる覚えはNGです。
ではどうするか…それは、ポイントだけ押さえておきます。
例えば面接で自己PRを伝える場合は、
1.私はコミュニケーション力が強み
2.ストーリー(それをアピールできる体験談)
3.結論(だからコミュニケーション力が強い)
こんな感じでOKです。
この流れだけ覚えておけば、あとは自然とまとまります。
多少ぎこちなくても、その方が好印象です。
だって明らかに覚えてきた文言を話されるより、ぎこちなくても一生懸命話してくれる方が熱意が伝わります。
これは自己PRだけじゃなく、志望動機を考えるときも同じようにすると良いでしょう。
⑨自分に合ったエージェントを利用する
さて、何度もエージェントの利用を推奨していますが、一体どこのサービスを利用したら良いのか…多すぎて困りますよね…
20代の転職であれば、20代に合ったサービスを選びましょう。
◆大手総合系エージェント(サイト)
◆20代専門のエージェント
この2種類は必ず利用しましょう。
エージェントをうまく利用するには?
転職活動の基本ではありますが、1社だけ利用するのはNGです。
まずは5社以上のエージェントを利用してみます。
※私は10社以上で比較しました。
色んなエージェントを利用してみて、その中から自分に最も合うエージェントを2,3社に絞ります。
それ以上だと管理しきれなくなるので、これぐらいがベストです。
決して1社だけというのは、選択肢やキャリアの幅が狭くなってしまうので注意してください。
自分に合ったエージェントに出会うためにも、複数社利用して比較しましょう。
20代に強い転職エージェントを紹介してますので、参考にしてみてください。
※ご紹介しているサービスは完全無料で一切費用は掛かりません。
総合系転職エージェント
◆マイナビエージェント
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
職種 | 総合(IT・オフィス系・営業に強い) |
業界 | 総合(IT・メーカー・コンサルに強い) |
言わずと知れた、大手マイナビが運営する総合系転職エージェント。多くの20代を転職成功に導いてきたノウハウがあり、業界別にアドバイザーが担当。本来聞くことができない裏情報(職場の雰囲気など)が豊富で、選考対策にも力を入れているので初めての転職活動でも安心して利用できる。
【公式】※マイナビのプロモーションを含みます
マイナビエージェント
◆リクルートエージェント
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
職種 | 総合(営業・IT系・エンジニアに強い) |
業界 | 総合(IT・製造・人材系に強い) |
大手リクルートが運営する転職エージェント。主要都市だけでなく地方エリアにも強い。20代でやりたい仕事が分からない等、将来のキャリアに迷ったら幅広い仕事を多数保有しているリクルートエージェントがおススメ。しっかりと継続的なサポートがあり、独自の求人紹介ツールも使いやすい。
◆dodaエージェント
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
総求人数 | 約10万件(非公開求人80~90%) |
職種 | 総合(営業・企画・事務・エンジニアなど) |
業界 | 総合 |
初めての転職や自己流の転職活動に不安がある方はdodaがおススメ。基本的な活動ノウハウをイチから丁寧に指導してくれる。また、運営しているパーソルキャリアはデータに強く、20代の転職動向を的確に教えてくれる。
◆パソナキャリア
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
職種 | 総合(エンジニア・営業・IT・管理職に強い) |
業界 | 総合(メーカー・IT・流通サービスに強い) |
業界別のアドバイザーが在籍しており、親切でホスピタリティあるサポートが特徴的。年収アップに強く、20代後半の転職活動にもおススメ。※私自身も20代、30代の転職でお世話になった、信頼ある転職エージェント。
◆ランスタッド
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
総求人数 | 約15,000件(非公開求人80%) |
職種 | 総合(製造技術・営業・事務・ハイクラスに強い) |
業界 | 総合(建設・製造・ITに強い) |
世界最大級規模のランスタッドは20代と30代の転職に強い。キャリアアップ、年収アップ、資格を活かすなど、20代後半での利用がおススメ。相談だけの利用も歓迎してくれるので、転職しようか迷ったとき、やりたい仕事が分からないとき等に利用すべきエージェント。
若手に強いの転職エージェント
◆DYM就職
対応エリア | 全国 |
職種 | 総合(営業・エンジニア・サービス・企画・マーケティング・事務・クリエイティブなど) |
業界 | 総合(IT・不動産・メーカー・サービス・飲食・広告・小売など) |
若手に強い注目の転職エージェント。フリーター、ニート向け
◆マイナビジョブ20’s
対応エリア | 全国各地 |
職種 | 総合(営業・オフィスワーク・IT系に強い) |
業界 | 総合(IT・メーカー・サービスに強い) |
大手マイナビが運営する、20代専門の転職エージェント。信頼性の高い適性診断も行っているので、20代でやりたいことが見つからない…将来のキャリアが不安といった場合は特にオススメ。
◆ウズキャリ
対応エリア | 全国各地(首都圏に強い) |
総求人数 | 公開求人約600件(非公開求人多数あり) |
職種 | 総合(営業・企画・総合・事務・コンサル・IT系・技術など) |
業界 | 総合(IT・建設・不動産・金融・メディカル・小売・商社・サービス・製造・広告など) |
20代の中でも第二新卒・既卒者が対象。特徴はブラック企業を完全排除している点。利用者のフィードバック情報があるので、絶対にブラック企業はNG!という方にオススメ。サポートは個別 or 集団から選択できる。
公式サイト
◆就職カレッジ
対応エリア | 全国各地(首都圏・関西・東海が中心) |
職種 | 総合(特に営業職に強い) |
業界 | 総合(IT・商社・メーカー・広告・人材・小売・流通など) |
20代等若年者でフリーターや未経験の転職・就職に強いエージェント。求人すべてがスーツを着て働く仕事に特化。ブラック企業を排除しており、外食・投資・アミューズメント系など離職率の高い業界への紹介は一切なし。
◆第二新卒エージェントneo
対応エリア | 首都圏・関西・海外 |
総求人数 | 約5,000件 |
職種 | 総合(営業・企画・販売・事務・IT・エンジニア・生産技術・専門など) |
業界 | 総合(メーカー・小売・流通・商社・製造・ITなど) |
首都圏や関西に対応している20代専門のエージェント。20代で新卒に失敗した方からフリーターまで幅広く対応。情報収集だけでも利用を歓迎しているので、とりあえず相談したい方にオススメ。
20代にオススメの転職サイト
◆リクナビNEXT
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
総求人数 | 約9,000件 |
職種 | 総合(営業・オフィス系・サービスに強い) |
業界 | 総合(サービス・建築・不動産・ITに強い) |
CMでもお馴染みの超有名転職サイト。求人数豊富、スカウトサービス、充実した転職ノウハウ、エージェント併設など、場合によってはこれ1つで20代の転職活動を成功させることも可能。
◆BIZREACH
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
総求人数 | 約45,000件(主にヘッドハンター案件) |
職種 | 総合(IT・管理職・コンサル・ハイクラスに強い) |
業界 | 総合(IT・商社・メーカー・コンサルに強い) |
会員制のハイクラス向け転職サイト。特別な求人の閲覧や普段出会うことができないヘッドハンターからスカウトが届く。年収アップ・キャリアアップ向けの転職サイトなので、20代後半での利用がおススメ。
◆マイナビ転職
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
職種 | 総合(営業・オフィス系・製造関連に強い) |
業界 | 総合(メーカー・サービス・IT・流通小売・不動産に強い) |
マイナビにしか掲載されていない求人がなんと82%。スカウトサービスや求人豊富なのはもちろん、職務経歴書の添削サポートなど、転職サイトなのにエージェントのようなサポートを受けられる。
いかがでしょうか。
このあたりは口コミや評価も高いので、恐らくあなたに合うエージェントが見つかるはずです。
また、20代転職の状況や目的別にオススメのエージェントや転職サイトも以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
・総合系と20代専門のエージェントを利用する
・最低5社以上からサポートを受ける
・その中から自分に合う2,3社に絞り込む
こちらでも詳しく解説
>20代の転職 状況・目的別おすすめ転職エージェント
>20代の転職 状況・目的別に利用すべき転職サイトをご紹介
⑩それでもうまくいかない場合
以上の方法で転職活動を進めても上手くいかない場合は、ハローワークなど民間の職業紹介事業を利用してみましょう。
実は、私も転職活動の度にハローワークを利用していました。
まぁこれは裏の話ですが、転職サイトなどに求人を掲載するとなると、高額な広告費が掛かります。
企業によっては、人材が欲しいけどそこまで費用掛けることができない!といったところもあります。
ハローワークでは、国が運営している行政機関なので、求人掲載は無料です。
なので、転職サイトやエージェントが持っていないレアな求人も確かに存在します。
求人が多すぎて分からない場合は、相談員に聞いてみるのが一番早いです。
希望条件を伝えるといくつかおススメの求人を紹介してくれます。
ハローワークの方はその企業について詳しい情報を知っているので、不安な場合は色々聞いてみると良いでしょう。
・エージェントやサイトを利用しても見つからない場合はハローワークでも探す
・民間企業など身近な求人をチェックできる
⑪最強の転職術 “友人・知り合いの紹介”
アメリカの雇用調査を行っている方の著書を読んだことがあり、最も効率よく、安全で、精神的にもラクな転職活動の方法は、「友人・知り合いの紹介」という事が記されていました。
まぁ確かに、友人や知り合いであれば実際に働いている企業の裏情報は間違いなく知ることができます。
仲の良い友人であれば、もし自分の会社がおススメできないのなら、親切さから断ってくれることもあるでしょう。
採用企業も、既に働いている人からあなたの情報を事前に聞くことができ、全く知らない人を採用するより良いかもしれません。
実際に、私が働いた企業すべてに友人・知り合いの紹介制度がありました。
あなたの企業にもあるのではないでしょうか?
いわゆる”コネ”ですが、転職を成功させる最強の方法かもしれません。
まとめ
私の実体験をもとに、20代の転職成功方法を解説してきました。
転職し易さでいえば、間違いなく20代がNo.1です。
私は30代でも転職活動をしましたが、やはり20代と比べると応募できる求人数が違います。(20代の方が当然多い)
20代は様々なキャリアの可能性がありますが、だからといって転職活動の方法を疎かにしてしまっては、後々後悔することになります。
正しい情報をもとに活動していくのが、転職成功の秘訣とも言えるので、“エージェント”の重要さを分かっていただけたかと思います。
今回ご紹介した、20代で転職に成功させるためのポイントをまとめておきます。
◆転職理由を明確にする
◆エージェントとサイトを併用する
◆逆算のスケジュール作成
◆働きながら転職活動する(リスクなし!)
◆20代前半・後半では動き方が違う
◆2種のツールであなた本来の強みと仕事の強みを分析
◆情報収集はエージェントを上手く利用する
◆企業ごと合った職務経歴書を作成する(ツール活用)
◆口コミサイトやエージェントから裏情報をGETする
◆面接対策でまる覚えはNG!ポイントだけ抑えておく
◆自分に合ったエージェントやサイトを利用する
◆それでも見つからない場合はハローワークもチェック
◆友人・知り合いの紹介があるなら相談する
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
転職活動は大変ですが、あなたの転職が良い方向に向かうことを祈っております。
オススメした転職エージェント・転職サイト一覧
総合系転職エージェント
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パソナキャリア | 初めての転職 | |
ランスタッド | 世界最大級 年収・キャリアアップ |
20代に強い転職エージェント
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