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50代の転職は可能でしょうか…
・自信があるから違った分野で力を発揮したい
・現役世代で最後の転職に挑戦したい
・リストラなどで転職せざるを得なくなった
50代の転職は、現役世代の中で最難関です。
決して簡単なものではありませんが、専門性、技術力、人脈力があり、転職市場の価値が高い方は50代でも優遇されます。
自分の市場価値を確かめて、転職できるという自信がある場合は転職に踏み切りましょう。
1万文字を超えるノウハウですので、”本気で転職したい!”という方のみ最後まで読んでいただければと思います。
すべて読めば、50代で転職を成功させる秘訣を理解していただけるかと思います。
それでははじめます。
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50代の転職事情
出典:総務省 労働力調査
まずは基本的な転職事情を確認しましょう。
上記のグラフ・表は総務省による年代別転職者比率と年間の転職者数です。
50代は転職者が少ない年代ですが、転職も300万人を突破する時代です。
ここでは、40代の転職との違い、50代の転職が難しい理由、50代転職者数・みんなの転職理由や回数、活動期間や応募社数をまとめています。
40代の転職との違い
40代の転職は…
40代では、経験・スキルをどのように活かして貢献できるのか、という貢献度に加え、企業全体に与える影響力が重視されます。
即戦力性はもちろんですが、個人の力以外に、チームをまとめる力が重要となります。
50代の転職は…
50代の転職は更に難しく、最難関の年代と言えます。
総務省の統計データからも、現役世代では50代後半が最も転職者が少ないです。(出典:総務省統計局)
理由は明確で、求人数が激減、少ないポジションという現状からです。
40代も同様ですが、50代ではそれがより濃くなります。
しかし、50代を求める企業もあり、例えば40,50代が少ないベンチャー企業などは、長い経験から得た対外的な交渉力や人脈力を必要としているところも多いです。
その他にも、
◆高い位置から企業や業界を見渡せる
◆トラブル防止や解決力が高い
◆若い世代とコミュニケーションが取れる
といった方は転職に成功しやすいでしょう。
つまり、“頼られる存在”であることがポイントで、40代で求めらる影響力が50代ではより強くなります。
影響力◎ > 個人力▽
40代の転職
・即戦力性
・経験を活かしてどう貢献するか
・企業全体に与える影響力
50代の転職
・対外的な交渉力
・人脈力
・企業や業界を高い位置から見渡せる力
・トラブル解決力
=頼れる存在
50代の転職が難しい理由
50代の転職は厳しい、難しいと言われていますが、それには大きな理由が3つあります。
理由1.求人数や採用ポジションが最も少ない年代
50代の転職は、経営の核となる役職・役員といった高いポジションでの採用となる分、相応の年収での採用となります。
採用する側も慎重になるのは当然です。
更に高いポジションになればなるほど一般社員クラスより採用枠が少なくなります。
50代ではそれが最高点です。
つまり現役世代の中では、最も求人が少ない、最も高いポジション、最も高い想定年収、最も採用枠少ないといった採用状況になります。
そしてライバルがそこに集中します。
そのため、“最も”転職が難しい最難関の転職となります。
図のように、企業の組織図はピラミッド型なので、50代の求人数・ポジションは少なくなります。
ここが最難関と言われる大きな要因です。
理由2.想定年収とスキルが見合わない可能性がある
理由.1と連動しますが、高いポジションとなる分、相応の年収が想定されます。
そのため、新入社員のように将来性を期待したポテンシャル採用を行うにはリスクが高すぎます。
やはり50代で求められる経験やスキルがあり、企業に良い影響があるかどうかを慎重に見極めることになります。
理由3.自分より若い世代が多くなるので人間関係を心配される
いくら能力が高くても、新しい職場に馴染めなかったら力を発揮できません。
50代では”頼れる存在”であることが重要なので、社員からの信頼を得られなければ厳しくなります。
しかも50代で転職するとなると、多くが自分より年下の社員です。
採用する企業としては、うちに来ても人間関係は大丈夫か…という心配が大きくなります。
50代の転職が難しい理由
・求人数や採用ポジションが最も少ない年代
・想定年収とスキルが見合わない可能性がある
・自分より若い世代がほとんどなので人間関係を心配される
50代で転職している人数は?
厳しい50代の転職ですが、実際に転職している人はどれくらいだと思いますか?
それが良く分かる総務省統計局のデータがあったので見てみましょう。
出典:総務省 労働力調査
区切りが45~54歳、55~64歳となっているので40代と60代が被っていますが、直近の年で見てみると、1年間で42~50万人です。
つまり、毎日1,150~1,370人の方が転職しています。
40代後半や60代前半が入っているとはいえ、この人数です。
現役では最も転職者が少ない年代ですが…実際転職している人数を見るとかなり多いですね。
みんなの転職理由・転職回数・活動期間・応募社数
転職理由
50代で転職を決めた方は、どういった理由からなのでしょうか。
厚生労働省の調査結果から転職理由の傾向を見てみましょう。
転職理由 | 男性 | 女性 | ||
---|---|---|---|---|
50代前半 | 50代後半 | 50代前半 | 50代後半 | |
仕事が面白くない | 2.4% | 4.5% | 4.3% | 4.5% |
能力を活かせなかった | 8.4% | 6.0% | 10.1% | 1.0% |
人間関係 | 8.9% | 6.3% | 9.0% | 17.8% |
会社の将来が不安 | 6.3% | 4.5% | 1.8% | 5.0% |
給料が不満 | 11.4% | 6.9% | 12.6% | 3.9% |
残業など労働条件が悪い | 10.0% | 4.2% | 6.8% | 6.5% |
結婚 | - | - | - | 7.7 |
出産・育児 | - | - | - | - |
介護・看護 | 1.2% | 2.0% | 6.5% | 6.3% |
契約期間満了 | 5.7% | 7.9% | 10.9% | 5.8% |
会社都合 | 2.3% | 13.0% | 6.3% | 11.8% |
その他 | 43.2% | 44.7% | 27.8% | 29.0% |
50代前半の男性については、「給与が不満」で転職する方が多く、
50代後半になると一気に「会社都合」が目立ちます。
※その他が多い点から、転職理由がばらけている傾向もある
50代前半の女性については、「給与が不満」で転職する方が多く、
50代後半になると、「人間関係」が大きく目立ちます。
>みんなの転職理由は?統計データを比較(ノウハウ 転職検討1-4)
転職回数
以下は、エンジャパンの50代転職回数の調査結果です。
50代で転職を経験していない方はわずか16%です。
そして最も多いのが5回以上で、20~60代の中では最も転職回数が多い年代となっています。
>みんなの転職回数はどれくらい?統計データをチェック(ノウハウ 転職検討1-5)
活動期間の目安
エンジャパンによる年代別活動期間の調査結果を見てみましょう。
出典:エン・ジャパン
40代と比べると、明らかに期間が長くなってますね。
一般的な平均期間は3ヶ月ですが、50代では40代の半分以下です。
最も多いのが半年ですが、7ヶ月以上かかる割合も2番目に多いという結果です。
つまり、50代で転職する方の7割が、半年以上の期間を費やすという結果です。
最低で半年の確保はマストですが、それ以上かかることも十分あり得るので、基本的には長期戦になることを認識しておきましょう。
>転職活動の期間は年代別で大きく変わる(ノウハウ 転職準備2-3)
応募社数の目安
続いて応募数ですが、マイナビが行った年代別応募社数の調査結果を見てみましょう。
出典:マイナビ
20代、30代、40代のそれぞれの前半後半では、応募社数に違いがありますが、50代は前半も後半も横ばいです。
50代の平均的な応募社数は14.5社ですが、応募に「.5」はあり得ないので、15社です。
全体的な平均は8.4社、つまり9社なので、50代はかなり多い方です。
じゃあ15社応募します…と、そう簡単にはいきません。
なぜなら、20代や30代のように応募できる求人の選択肢が少ないからです。
50代は15社の応募が平均ですが、思っている以上に求人を探すのに苦労するかもしれません。
>転職活動における応募社数・選考通過率(ノウハウ 求人情報を探す3-6)
ここでSTOP!!転職に成功する人・しない人
基本的な市場情報ですが、これだけでも50代の転職がいかに難しく、リスクが高いことがお分かりかと思います。
そのため、年代が上がるにつれて、成功する・しない人がハッキリと分かれます。
それぞれの特徴を解説しますが、一旦ここで立ち止まり、あなた自身がどちら寄りなのかを確認しましょう。
もし失敗しそうだと感じるのであれば、転職は考え直してください。
50代で転職に成功する人の特徴
長いキャリアがあるので、若い世代には無い“専門知識や技術力”が豊富にある方です。
専門知識・技術力といっても高いレベルです。
前職で重要な任務をクリアしてきた経験があるなら、それをこれからやっていきたい企業からすると、そのノウハウや専門知識を必要とします。
そしてもう一つ…“人脈”です。
何らかのトラブルを抱えている、もしくはトラブルが起こったときでも解決できる力があるのは大きなポイントです。
知り合いの幹部がいるなど、主要な人物と接点を作ることができれば、企業でも重宝されるでしょう。
50代で転職に失敗する人の特徴
一方で、失敗する人の特徴は、成功する人の反対です。
まずは“役職”です。
採用企業は、一目で分かりやすい”役職”も選考のポイントにします。
一般企業で例えると、50代で平社員の場合、転職は厳しいでしょう。
現職が部長クラス以上の役職であることが目安です。
そして個人実績だけしかアピールできない場合は要注意です。
「50代で優秀な個人実績」って言われてもあまりピンと来ないですよね。
個人実績だと若い世代でも優秀な方はいますし、いない場合でも教育によっては可能です。
つまり、“年代相応の個人実績”というものはありません。
若い世代であればアピールできますが、50代で重要となるのは、その年代相応の専門知識や技術力です。
基本的に、専門知識・技術力以外のスキルはあまりアピールにならないケースが多いです。
ただし、専門知識があったとしても、若い世代と同じレベルであれば難しいかもしれません。
▼個人実績しかアピールできない
▼役職が無い
▼専門知識が無い(レベルが低い)
▼人脈が弱い
こういった方は一度転職すべきか見直しましょう。
もし自信が無いのであれば、現在の企業でやっていくのが得策ですので、これ以上読むのはやめた方が良いでしょう。
例え転職できても、大幅な年収ダウンは覚悟しなければなりません。
仕方がない・転職せざるを得ないケースもある
状況は様々で転職するしか方法がない場合もあります。
・リストラ
・介護など家庭的な事情
・勤務先がブラック企業体質
当然、こういった方々もリスクは伴いますが、転職せざるを得ないケースです。
これから解説する成功ポイントを参考に活動を進めていき、対策を取りましょう。
転職に成功する人の特徴
・若い世代には無い、専門知識や技術力がある
・人脈力が強い
転職に失敗する人の特徴
・個人実績しかアピールできない
・役職が無い
・専門知識が無い(レベルが低い)
・人脈力が弱い
活動方法は”幅広く”が重要
さて、いよいよ具体的に50代でどのように転職活動を進めていくかについて、解説します。
具体的な活動方法は次の通りです。
転職エージェント + 転職サイト + 各種求人媒体 + 人脈
幅広いですね。
40代の転職はできるだけ多くの求人情報を集めて応募するという点が重要でした。
50代では更に求人が少なくなります。
そのため、40代より様々な媒体から求人情報を入手するという、幅広い行動力がポイントとなります。
転職エージェント
まずは転職のプロに相談してサポートを受けます。※これをしないと結構大変です。
エージェントは、完全無料で転職活動を総合サポートしてくれます。
キャリア相談・非公開求人の紹介だけでなく、内部情報の提供、面倒な書類作成、選考対策、日程調整、条件交渉、入社手続きなど、活動全てを代行してくれます。
逆にエージェントを利用しないと、これら全てを自分でやることになります。
更に大きいのは求人情報です。
個人が見つけることができる求人は、世の中にある求人のごく一部です。
多くは、「非公開求人」という特別な求人として、エージェント経由で応募することができる求人です。
その中には50代向けのハイクラス求人や管理職求人もあるでしょう。
これを逃すだけでも、50代の少ない求人情報の収集には大きなダメージです。
転職を成功させるために、転職のプロのサポートは受けましょう。
転職サイト・ヘッドハンティング
転職サイトも利用して、非公開求人だけでなく公開求人にも目を向けます。
最低でも5つ以上は登録しておきます。
更に、ヘッドハンティングサービスも利用します。
この年代になると、高度なスキルや技術を持つ方が多いため、いわゆる引き抜きで転職できるケースも珍しくありません。
そのため、ヘッドハンティングサービスに登録しておけば、企業から直接声が掛かる可能性もあります。
受け身型ですが、成功率が高いのでここは外せないです。
各種求人媒体
幅広い活動がポイントになるので、以下の方法でも情報を収集します。
ハローワーク | 公的機関であるハローワークの利用もオススメです。 エージェントやサイトには無い民間企業の求人が豊富にあるからです。 ただし、中には"ブラック企業"の求人もあるので、内部情報は必ずハローワークの職員に聞くようにしましょう。 |
転職フェア イベント | 転職に関するイベントや合同説明会などは、頻繁に開催されています。 特にミドルキャリアや50代向けのイベントがあれば、企業ニーズが既にマッチしているので、内定率が高くなります。 ※一方で、露出が大きいため競争率は上がるでしょう |
企業へ直接応募 | 気になる企業があるなら、その企業の公式サイトをチェックします。 大抵「求人情報」というコーナーがあるので、そこをチェックします。 私もこれを利用して応募してことがありますが、公式サイトを見て応募しているので、企業に興味があることが自動的に伝わり好印象です。 また、ライバルが少ないのも大きなメリットです。 |
新聞・雑誌 | 一昔前の方法ですが、今でも新聞や雑誌にも求人は掲載されています。 ただし、求人を探す目的で見るとなかなか見つからないので、新聞や雑誌を見たついでに発見した…くらいの感じで十分です。 |
人脈 | 友人・知り合いで仕事を紹介してくる人がいれば頼りましょう。 人脈はいわゆるコネですが、転職でかなり有利です。 言い出しにくいですが、相談できる相手がいるなら話を持ち掛けるということも視野に入れておきましょう。 |
このように、求人を探す方法は探せば結構あります。
すべて利用しなくても良いですが、可能であればできる限りの事はしていきましょう。
・活動方法はエージェント+サイト+求人媒体+人脈
・エージェントで無料サポート、非公開求人の紹介を受ける
・転職サイトは最低でも5つは登録する
・ヘッドハンティングで成功率を上げる
・ハローワーク、イベント、直接応募、人脈等も利用する
こちらでも詳しく解説
>求人情報はどこで探す?(ノウハウ 求人情報を探す3-1)
50代で転職を成功させる10のポイント
転職活動ではリスクが付き物ですが、50代ではその規模が大きいです。
そこで、50代で転職を成功させるための10のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①転職理由は必ず明確にする
50代に限らず、転職理由を明確にしないと、転職に失敗します。
特に50代は失敗するとリスクが大きいので、転職する理由を必ず明確にしてください。
1.転職活動で活かすため
なぜ明確にする理由があるかというと、明確にすることで次の転職に活かすことができるからです。
明確になれば、次の転職でそのマイナス要素を省くことができます。
少なくとも、同じ失敗の繰り返しを防止できます。
2.転職しないという選択肢を忘れない!!
ここ、重要です…意外と忘れがちですが、もし転職したい原因が今の企業で解決できるのであれば、以下の理由で転職しない方がいいです。
・積み上げてきたキャリア、地位、人脈が50代でリセットされてしまう
・新しい職場では年下が上司の可能性もあるので、人間関係に苦労するかもしれない
まずは!今働いている企業で解決できるかトライしてみてください。(部署異動など)
やってみたが、どうしても無理…転職以外方法が無い…のであれば、それは立派な転職理由となります。
転職理由は何ですか?
再度、自分に聞いてみてください。
ハッキリわかるのであれば、それが転職する目的です。
またここで足を止めますが、もし曖昧なら一度転職を考えなおしましょう。
転職理由 = 転職目的
・理由を明確にすることで、次の転職に活かせる
・転職しないという選択肢を忘れない
・まずは現状での解決方法を探してトライする
・理由が曖昧の場合は一度考え直す
こちらでも詳しく解説
>なぜ『転職理由』を明確にするのか(ノウハウ 転職検討1-1)
②自分の市場価値を確認する
転職市場において、あなたの価値は変化し続けています。
50代でキャリアが豊富になればなるほど個人差が大きくなります。
そのため、今自分が転職市場でどれほどの価値があるのか…という目安を知っておく必要があります。(適性年収など)
以前と同じ価値観で活動せず、現時点の価値観を把握した上で活動することが転職成功へとつながります。
市場価値を調べる方法ですが、MIIDAS(ミイダス)がオススメです。
あなたの職務経歴や経験・スキル情報から、およそ200万人のデータを使って市場価値を無料で診断してくれます。
統計データに強いパーソルキャリア系列(ミイダス株式会社)が運営しているため診断結果の信頼性は非常に高いです。
公式サイト
>MIIDAS(ミイダス)
まずはここで得た情報をもとに、転職市場における立ち位置を確認してください。
そうすることで、適性な条件・感覚で転職活動を始めることができます。
・ミイダスを利用して市場価値を診断する
・担当エージェントに直接聞く
・市場価値診断により、適性な条件・感覚で転職活動を始められる
こちらでも詳しく解説
>適性診断・市場価値を確認する方法(ノウハウ 転職検討1-6)
③人脈を洗い出す
50代の最大の武器は何でしょうか?
長いキャリアから、経験・スキル・ノウハウはもちろんですが、これだけでは若い世代と差別化ができないかもしれません。
先ほども解説しましたが、50代の大きな強みは、人との繋がり「人脈」です。
これは若い世代には無い人材価値です。
ただし、決して知っている人が多い=人脈 ではないです。
仕事において有益な関係でありつつも、企業が変わったとしても信頼できる関係性がある仲です。
つまり、転職先となる企業でも人脈を活かし、新たな事業展開や問題があった際に解決策として活用することができる、その企業特有の必殺技のようなものです。
人脈は、企業からすると価値が高いです。
人脈にはもう一つのメリットがあります。
それは、そこから転職先が決まるというケースです。
全く知らない人を採用するより、ある程度仕事で信頼ある人を採用したほうが安心です。
自分からは言いにくいですが、手段の一つとして視野に入れておきましょう。
・50代最大の武器”人脈”を活かす
・人脈は人材価値が高く選考でアピールできる
・人脈を生かして転職先を見つけることもできる
④内部情報の収集は徹底する
50代の転職失敗は高リスクを負います。
求人の選択肢が少ないため、不採用や失敗を繰り返すと、どんどん応募先が無くなり、最悪の場合職を失うことになりかねません。
失敗しないためにも、事前に内部情報の収集は必須です。
実際入社してみたが…
▼仕事内容が思っていたのと全然違う…
▼残業が多すぎる…
▼社員と合わない…
▼ブラック企業だった…
このようなギャップに遭遇することもあり得ます。
それらを防止するために、以下の情報を収集します。
・職場の雰囲気
・人間関係
・実際の仕事内容
・実際の勤務時間や残業時間
・休日出勤の有無
・転勤の有無
・経営者や採用担当者の人柄
・離職率
・企業風土など
これらは内部情報で、本来求人票には記載されていない、いわば裏情報でもあります。
事前にこれらの情報が分かっていれば、応募を見直すこともできます。
こういった内部情報は、有名口コミサイトで知ることができますが、企業訪問を行っている担当エージェントから聞くのが一番信頼があります。
口コミサイトは参考にしつつ、より詳しい情報はエージェントから聞きましょう。
口コミサイト
また、年中募集を繰り返しているところは人材不足が続いています。
つまり、離職率が高く、ブラック企業の可能性があるということです。(※全ての企業がそうではないです。)
このように直接的に記載されていませんが、求人情報から見抜くことも可能です。
・50代転職失敗は高リスクなので、内部情報の収集は徹底する
・内部情報は口コミサイトやエージェントから収集する
⑤職務経歴書の書き方を工夫する
50代は経験が長いため、職務経歴書に書く内容が多くなります。
そのため、職務内容をずらずらと書いても読み手が疲れてしまい、あまり効果を発揮できません。
なので、応募企業に活かせそうな経験を中心に仕上げます。
とはいえ、職務経歴書を各企業ごとにイチから作り上げるのは大変です。
なので、まずはベースとなる職務経歴書を作成します。
そして各企業のニーズに合わせて、少しずつ変更を加えます。
>転職活動で”誰でもカンタンにできる”自己分析方法 2つのツール
そしてもう1点
職務経歴書は通常、古い経歴から書いていくのが一般的ですが、古いとあまりアピール力が無いところから読むことになります。
それでは勿体無いので、逆にします。
現在から過去にさかのぼって書いていく、逆年代形式の書き方です。
決してNGな書き方ではなく、直近の仕事を優先的にアピールしたいときに効果的です。
・ダラダラと職務内容を羅列するのはNG
・アピールできそうな経歴を中心に作成する
・直近の経歴からアピールできる逆年代形式がおススメ
こちらでも詳しく解説
>基本的な職務経歴書の書き方(ノウハウ 応募する4-2)
⑥面接では影響力や人間関係を重視
50代の転職の場合は、主に面接で以下の点を重視していきます。
◆会社に良い影響を与えてくれるか
◆人間関係がうまくいくか
アピールする際は、実績だけでなく、具体的なエピソードを加えると効果的です。
経験やスキルを企業でどのように活かし、どのような効果が出るのかを、過去の実体験であるエピソードを交えて伝えることができたら、企業側もあなたが入社することでもたらす影響力に期待するでしょう。
そして人間関係ですが、組織適応力を確かめる目的として、これまでの社員との関わり方などは聞かれるでしょう。
50代なら尚更で、実体験をもとに良好な関係性を築いてきたことをアピールしましょう。
・面接では「影響力があるか」「人間関係は大丈夫か」を重視される
・若い世代との差別化も考える
・アピールするときは実際のエピソードを加える
あわせてチェックしておきたい情報
>転職における面接選考の基本情報(面接対策5-1)
>面接対策における3つのノウハウ(面接対策5-2)
⑦50代の転職に詳しいプロに相談する
50代の転職は最難関ということが分かりました。
では、一人だけの自己流転職だとどうなると思いますか??しかも50代で転職経験が浅い場合はどうでしょう…
全く勉強していない状態で、いきなり東大の大学受験に挑むようなものです。
全年代で転職エージェントの利用は効果的ですが、50代では特に重要でしょう。
求人の数が少ないので、複数社を利用してチャンスを作っておきましょう。
エージェントのサポート内容
エージェントでは、完全無料で転職活動をサポートしてくれます。
・適性診断
・キャリアの整理
・詳しい企業の情報提供
・非公開求人の紹介
・企業とのやりとり
・書類/面接対策
・手続きや日程調整
・条件交渉(給与/入社日など)
・入社退社のフォロー
・アフターフォローなど
利用のメリット・注意点
▲自分に合う求人を見つけることができる
▲的確な情報収集を入手できる
▲内定率が上がる
▲自分から言い出しにくい「条件交渉」を代行してくれる
▲無謀な転職を防ぐことができる
こういった理由から、エージェントの利用は効果的です。
エージェントは利用して損をすることはないですが、利用しないと損することもあります。
ただし、以下の注意点もあります。
▼エージェントのペースに巻き込まれる可能性がある
▼自分に合ったエージェントに出会えるとは限らない
エージェントを上手く利用するには
エージェント利用のコツは、自分に合ったエージェントを見つけることが重要です。
そのため、1社だけ利用するのはNGです。
最低でも5社以上利用してみて、その中から最も合いそうなエージェントを2,3社に絞ります。
(※私は10社以上で試しました)
1社だけだと、求人情報はもちろん、選択肢やキャリアの幅が狭くなってしまうので注意してください。
遠回りですが、いくつか試してみないと選別すらできないので、複数利用してみて比較するのが得策です。
>転職エージェントとは?利用のメリット・デメリット・上手く利用する6つのポイント
50代エージェントの選び方
50代の転職成功実績があるエージェントを選択しましょう。
選ぶポイントは以下の2点です。
◆大手で求人が多いエージェント
◆ハイクラス・管理職・ミドル・シニアに強いエージェント
求人情報がとにかく少ないので、大手を利用してできるだけ多くの情報を入手します。
また、若年層向きのエージェントを選んでも畑違いですので、ミドル~シニアでも対応してくれるエージェントを利用して適切なサポートを受けるようにします。
それでは50代の転職にオススメできるエージェントをご紹介しますので、参考にしてみてください。
リクルートエージェント
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
職種 | 総合(営業・IT系・エンジニアに強い) |
業界 | 総合(IT・製造・人材系に強い) |
大手リクルート運営の転職エージェント。保有求人数が国内トップクラス!50代の転職が難しい要因である”求人が少ない”という観点から、多くの求人情報を入手できる可能性が高いので、50代の転職では押さえておくべきエージェント。
JACリクルートメント
対応エリア | 全国各地 |
職種 | 総合(技術職・営業・IT系に強い) |
業界 | 総合(メーカー・IT・製造系に強い) |
経験を活かしたキャリア転職や外資系転職に強いエージェント。キャリアに自信のある方にオススメ。メインの担当者+各業界ごとに担当者が付き、レベルの高いカウンセリングが特徴。
【公式】JACリクルートメント
dodaエージェント
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
総求人数 | 約10万件(非公開求人80~90%) |
職種 | 総合(営業・企画・事務・エンジニアなど) |
業界 | 総合 |
統計データに強いパーソルキャリア運営のエージェント。市場価値診断の精度が高く、転職すべきか迷っている方やキャリアに不安がある方にオススメ。保有求人数が10万件と豊富なので、情報収集にも大いに活用できる。
パソナキャリア
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
職種 | 総合(エンジニア・営業・IT・管理職に強い) |
業界 | 総合(メーカー・IT・流通サービスに強い) |
大手で有名な転職エージェント。業界別のアドバイザーが在籍しており、親切でホスピタリティあるサポートが特徴。年収アップや条件交渉にも強く、ミドルキャリアの方でも親身になって対応してくれる。
MS-JAPAN
対応エリア | 全国・海外 |
求人数 | 約5,000件(9割が非公開求人) |
職種 | 管理職・士業・コンサル等 |
業界 | 管理部門・事務所・会計監査法人等 |
経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門と各士業に特化した転職エージェント。若い世代よりミドルキャリア寄りで、これまで2万人以上のサポート実績から独自のノウハウを保有。50代でキャリアを活かした即戦力転職にオススメ。
紹介したエージェントは大手で評判も良いので、恐らくあなたに合うエージェントが見つかると思います。
別途、50代の転職にオススメできるエージェントや転職サイトについて、こちらでも詳しく紹介しています。
参考にしてみてください。
・5社以上利用してから2,3社に絞る
・大手で求人が多いエージェントを利用する
・ハイクラス、管理職、ミドル、シニアに強いエージェントを利用する
こちらでも詳しく解説
>50代の転職で利用すべき転職サービス
⑧転職サイトはできるだけ複数登録する
エージェントだけでは求人情報は少ないので、複数の転職サイトから情報を入手し、たくさん応募していく必要があります。
大手転職サイトやキャリア向けの転職サイトであれば、50代でも応募できる求人が掲載されています。
最低でも5つは登録しておきましょう。
50代でも活用できる転職サイトを紹介しますので、参考にしてみてください。
リクナビNEXT
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
総求人数 | 約9,000件 |
職種 | 総合(営業・オフィス系・サービスに強い) |
業界 | 総合(サービス・建築・不動産・ITに強い) |
リクルートが運営しており、幅広い年代に利用されている転職サイト。50代を対象とした求人も豊富にあるのでここは押さえておくべきサイト。
マイナビ転職
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
職種 | 総合(営業・オフィス系・製造関連に強い) |
業界 | 総合(メーカー・サービス・IT・流通小売・不動産に強い) |
リクナビNEXTと併せて使いたいのがマイナビ転職。幅広い世代に活用されており、50代の求人も豊富。マイナビにしか掲載されていない独占求人もある。
転機
対応エリア | 全国・海外 |
求人数 | 約1,500件(随時更新) |
職種 | ハイクラス系(管理職・企画・開発・営業・新規事業など) |
業界 | 総合系(メーカー・建築・不動産・流通サービスに強い) |
管理職などに強い”ハイクラス専門”の転職サイト。求人のほとんどが独占求人であり、すべての求人で直接経営者と会ってアピールできる。「社長の右腕として自ら立候補できる」という、まさにミドル・シニア向けのサイト。
@type
対応エリア | 全国・海外 |
求人数 | 約2,000件(毎週火・金更新) |
職種 | 総合系(IT・WEBエンジニア・営業・サービスに強い) |
業界 | 総合系(IT・不動産・コンサルに強い) |
50代でも人材ニーズが高いIT・WEB業界に強い転職サイト。キャリアの幅を広げるためにも押さえておくべきところ。エージェントサービスも併設しているので同時に利用しても効果的。
はたらいく
対応エリア | 全国(地域密着型) |
求人数 | 約9,000件(毎週月・木更新) |
職種 | 総合系(物流・運輸・建築・営業に強い) |
業界 | 総合系 |
地域密着型・地方エリアに強い転職サイト。特に未経験での50代転職にオススメ(50代向け求人が豊富)大手だが他サイトには無い求人も入手できる。中小企業も多数あるので登録しておけば身近な企業の求人に出会うこともある。
転職サイトは数多くありますが、大手総合系サイトとミドルキャリアに強いところを中心に登録しておきましょう。
エージェントとは違い100%登録できるので、複数のサイトから情報を入手してください。
・大手総合系転職サイトは登録しておく
・50代などミドルキャリアに強いサイトも併せて登録しておく
・最低5つは登録しておく
こちらでも詳しく紹介
>50代の転職で利用すべき転職サービス
⑨ヘッドハンティングサービスを利用して成功率を上げる
ヘッドハンティングとは、いわゆる引き抜きです。
あなたに興味を持ったヘッドハンターから直接アプローチが届くので、採用決定率が高いのが特徴です。
特にハイクラスが中心のミドルキャリア転職に効果的です。
転職サイトのスカウトサービスと同様ですが、これらは未経験からレベルの高いスカウトまで幅が広すぎます。
しかも、中には自動送信のようなスカウトも送られてくる始末…
そこで、ヘッドハンティングに特化したサービスを利用します。
有名なのがビズリーチですね。ご存知の方も多いはずです。
企業と人材を繋げるヘッドハンターが多数在籍しており、あなたの情報を登録しておけばオファーが届きます。
転職まで時間が掛かったり、市場価値が低いとなかなかオファーは届きませんが、
◆どのような企業が自分に興味を持ってくれるか
◆転職市場での価値
を確認することもできるので、試しに登録しておいてください。
基本的に受け身型ですが、声が掛かれば成功率が高いので、決して損なことはありません。
BIZREACH
対応エリア | 全国47都道府県・海外エリア |
総求人数 | 約45,000件(主にヘッドハンター案件) |
職種 | 総合(IT・管理職・コンサル・ハイクラスに強い) |
業界 | 総合(IT・商社・メーカー・コンサルに強い) |
会員制のハイクラス向け転職サイト・管理職や専門職に強いヘッドハンティングサービス。特別な求人情報を閲覧できたり、普段出会うことができないヘッドハンターからオファーが届く。(※相談も可能)求人情報が少ない50代の管理職求人なども、ビズリーチであれば見つかる可能性がある。
ビズリーチは有料サービスもありますが、無料サービスだけで十分活用できます。
・ヘッドハンティングは採用決定率が高いので効果的
・市場価値が低いとオファーは届きにくい
・ヘッドハンターを介すので、転職に時間がかかる
・ヘッドハンティングサービスは、ビズリーチでOK
⑩どうしても未経験分野にチャレンジしたい場合
50代の未経験分野への転職は更に難しいです。
基本的にキャリアを活かした転職なので、将来に期待するポテンシャル採用ではありません。
もし未経験を採用するなら、長く育てていける若い世代を採用するのは当然の事なのかもしれません。
こういった理由から50代未経験は非常に厳しいですが、全く無いわけではないです。
ジャンルはかなり限られてきますが、以下の分野では50代未経験でも正社員として採用しているところがあります。
それは、人手不足の分野です。
◆タクシー
◆施設管理やメンテナンス
◆サービス系(清掃やコンビニ)
◆医療・福祉系(特に介護)
ただし、未経験の50代を正社員として採用している企業の中には、ブラック企業の可能性もあります。
口コミサイト等を参考にしながら応募を検討してください。
・人手不足の業界であれば、50代未経験でも正社員採用がある
・ブラック企業に注意する
50代転職の注意点
注意1.一人で動かない
一人でも活動できますが、自分一人でできること、知れることには限界があります。
大きくは情報収集です。
・求人情報(50代向けの非公開求人)
・転職市場情報
・企業の内部情報
などは、転職のプロ(エージェント)に聞くのが最も効率よく、正確な情報を入手できます。
応募できるのに見つけることができない…こんな損なことはありません…
しかも無料なので、利用しない理由がありません。
また、50代となると転職リスクが大きくなるため、家族や友人にも相談しましょう。
注意2.働きながら動く
転職活動は、働きながら or 辞めてから のどちらかに分かれます。
それぞれメリット・デメリットを確認しましょう。
働きながら転職活動 | 辞めてから転職活動 | ||
---|---|---|---|
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
転職先をじっくりと選べる ※妥協しない | 仕事で面接の日程調整が難しい | 転職活動の集中できる | 決まらないとプレッシャーが半端ない… |
ブランクが生まれない | - | 資格取得などの時間に充てられる | 収入が無くなるかもしれない |
辞めてからは集中して動けますが、転職先が決まるという保証はありません。
更に収入0のリスクもあります。
一方で、働きながらであれば、日程調整は難しいですが、”焦る” “収入0” になることはありません。
そしてエージェントが、企業とのやりとりを全て代行してくれるので、このデメリットもすぐに解消できます。
焦りから失敗してしまうケースも大いにあり得るので、働きながら動くことを強くオススメします。
>転職は働きながら?辞めてから?(ノウハウ 転職準備2-2)
まとめ
50代の転職成功法を解説してきました。
転職の難易度は最難関です。
自分の市場価値を確かめ、専門性・技術力・人脈力を活かして転職成功を目指します。
長期戦も予想されるので、粘り強く活動を続けていき、くじけない強い心も大事です。
できるだけ多くのエージェントとコンタクトを取って接触してください。
その中からあなたに合うエージェントを2,3名に絞り、転職成功に向けてサポートを受けましょう。
更に複数の転職サイトや各種媒体から情報を入手し、たくさん応募してチャンスを作ってください。
また、場合によっては知り合いに相談するのも賢い転職方法です。
今回ご紹介した、50代で転職に成功させるためのポイントをまとめておきます。
◆“頼れる存在になれるか”という点が重要
◆求人やポジションが最も少ない年代なので50代の転職は難しい
◆自信が無いのであれば現職に留まる
◆エージェント・サイト・各媒体・人脈を利用して幅広く活動する
◆転職理由を明確にする
◆市場価値を確認しておく
◆人脈を洗い出してアピール要素に繋げる
◆内部情報の収集は徹底する
◆職務経歴書の書き方を工夫する
◆面接では影響力や人間関係を重視
◆50代の転職に詳しいプロに相談する
◆できるだけ複数の転職サイトに登録して応募できる求人を探す
◆ヘッドハンティングサービスも利用して成功率を上げる
◆未経験なら人手不足の業界を狙う
◆自分だけで転職活動をしない
◆働きながら転職活動する
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
あなたの転職が良い方向に向かうことを祈っております。
こちらで紹介した転職エージェント・転職サイト一覧
転職エージェント
エージェント | 特徴 | 公式 |
---|---|---|
リクルートエージェント | 転職成功実績No.1 条件交渉に強い | |
JACリクルートメント | 公開求人8,000件 外資系 年収・キャリアアップ | |
dodaエージェント | 求人10万件 初めての転職 豊富な転職データ | |
パソナキャリア | 求人4万件 親身なサポート 年収アップ率67% | |
MS-Japan | 求人5,000件 管理職の転職に特化 |
転職サイト
転職サイト | 特徴 | 公式 |
---|---|---|
リクナビNEXT | 求人9,000件 独自求人87% 企業に適性診断を添付 | |
マイナビ転職 | 手厚い転職サポート | |
転機 | 求人1,500件 ハイクラス特化 社長の右腕を自ら立候補 | |
@type | 求人2,000件 IT・WEB業界に強い キャリアアップ向き | |
はたらいく | 求人9,000件 地域密着型 ミドルキャリア未経験も豊富 |
ヘッドハンティングサービス
ヘッドハンティングサービス | 特徴 | 公式 |
---|---|---|
BIZREACH | 求人52,000件 特別求人 ヘッドハンターからのスカウト |