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退職するにあたり、最終的に会社へ返却するものや、会社から受け取るものがあります。
これまで当たり前のように仕事で使っていたものでも、会社の備品であれば退職時に返却しないといけません。
また、退職で会社から受け取るものは、何れも再就職先や公的機関で必要となる重要な書類ばかりで、書類が揃わないと手続きができません。
そこで今回は、退職で返却すべきものと、受け取るものをリストアップしています。
基本的なものを挙げていますが、会社によっては返却物や受け取り方に違いがあるので、会社で規定している退職ガイド・ルールをきちんと確認しておきましょう。
分からない場合は、ここに記載している内容を人事担当に問い合わせても良いでしょう。
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会社へ返却するもの
退職するにあたり、まずは会社に返却すべきものを確認しましょう。
主に、以下のものを返却します。
◆社員証・社章
◆企業から支給されている通勤定期券
◆制服(クリーニング済にしておく)
◆名刺(自分の名刺および取引先の名刺)
◆社費で購入した備品(PC、文具、書籍など)
◆各種書類やUSB等(顧客リスト、仕事上で使用した資料等、持ち出すと違法になるので必ず返却)
企業の所有物はすべて返却するのが鉄則です。
判断する基準としては、
・会社から貸与を受けたもの
・社員を証明するもの
・社費で購入したもの
これらは“会社の所有物”にあたるので、必ず返却します。
また、書類やデータなどは特に注意を払います。
これらには個人情報や企業の内部情報が入っています。
自分では大したことはないと思っていても、退職で企業情報を外部に持ち出す行為は、非常にリスクが高いです。
情報漏えい等で取り返しのつかない事態になりかねないので、書類やデータ関連は必ず持ち帰らないように注意しましょう。
企業から受け取るもの
続いて、会社から受け取るものを確認します。
主に、以下のものを受け取ることになります。
◆年金手帳
◆源泉徴収票
◆離職票(転職先が決定している場合は使いません)
雇用保険被保険者証は、失業手当の受給に必要です。
年金手帳は、再就職先の会社に提出します。
離職票と源泉徴収票は、退職後に発行され、基本的に自宅に郵送されます。
離職票は通常、退職後から10日以内に発行されますが、社労士をしていた経験上、手続きが遅い企業はあります。
特に離職票は失業保険を受給するのに必要な書類ですので、事前にどれくらいかかるのか確認しておきましょう。
基本的には、離職票以外の雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票は再就職先に提出します。
すぐに再就職しない場合でも、無くさないように大切に保管しておきます。
Point!!
すぐに転職せず、離職期間がある場合は、社会保険資格喪失証明書を貰っておくことを推奨します。
国民年金や国民健康保険への加入手続きの際に、資格喪失日を確認できる書類が必要になります。
離職票でも確認できますが、届くのに時間がかかるのですぐに発行できる証明書を貰っておきましょう。
これらの書類が揃ったら、市役所やハローワークで早めに手続きを行います。
>退職後の公的機関への手続き
まとめ 会社の退職フローを確認
退職に伴い、返却しないといけないもの、受け取るものが色々と出てきます。
会社に退職フローがあれば、必ずそれを確認しておきましょう。
大抵、そこに返却物や受け取るもの、その後の手続きについて記載されているはずです。
また、自らリストアップして返却物を忘れないようにするなど工夫しましょう。
受け取るべきものも、再就職先やハローワークで必要な重要書類ばかりですので、いつ頃届くのか、きちんと揃っているか等を確認するようにしてください。