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2~3月の転職活発時期が終わり、4月の新卒・中途採用の入社や研修が落ち着いてきた5月…
大型連休のGWがあり、転職市場での動向も比較的穏やかな感じですが、5月の転職は穴場で転職活動を始める方も多いです。
ここでは、5月の求人数などの転職市場動向、企業や求職者の事情、転職活動のポイント、メリット・デメリットを解説しています。
目次
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5月転職市場の動向
求人数の推移
まず、転職市場において5月の求人数はどれほどなのか…
以下は労働局が発表している2017年の新規求人数の統計データです。
前月の4月や年間の求人数と比べると、比較的求人が少ない時期です。
少ないと言っても7万件以上の求人数です(゚∀゚)
パッと見た感じ、求人が少ないので転職に向いている時期ではない…と判断しがちですが、そうでもありません。
確かに選択肢は他の月と比べて少ないのは事実ですが、ライバルが少ない、レアな求人が出る、採用意欲が高いところが多い、業界によってはチャンスといったメリットもあります。
企業の採用活動データ
続いて、各月の企業の採用活動をグラフ化したものをチェックしてみましょう。
※求人数の推移ではなく、企業の活動具合です。
(出典:転職活動を始めるチャンスは今!中途採用が活発になる時期)
求人数と同様に、やはり5月は他の月と比べると低い方です。
求人数とある程度比例するところなので、まぁ当然と言えば当然かもしれません。
企業の採用事情
5月については、企業は次年度の新卒採用に力を入れるタイミングなので「中途採用」に力が入る時期ではありません。
ただ、中途採用の特徴として常に採用活動を行っている企業もあるので、先を見据えた採用活動を続けているところも少なくありません。
また、5月は新しいポジションや未経験でも採用する求人が出やすい時期です。
4月に新しい企業体制に変わり、想定外の人材が必要になったり、まさかの退職者で欠員が出ているところもあります。
急に人材が必要となっている企業は採用意欲が非常に高いでしょう。
もし興味がある企業の求人があれば大きなチャンスです。
求職者(ライバル)の動き
転職市場において、2~3月にかけて求人数が多くなるためこの時期は転職活発時期です。
次は9,10月の転職を目指す方の8月後半~9月の転職活動が活発になってきます。
そのため、先ほども言ったように5月はライバルが少なく、選考に通過しやすいという大きなメリットがあります。
5月に転職活動を始めるポイント
GWの大型連休を上手く利用する
5月といえば「GW」です。
年によっては大型連休となるため、5月の1週目まで企業が休みになるケースもあります。
そのため、採用活動はこの期間ストップするところも多くなりますので、気になる企業の休業などはチェックしておく必要があります。※公式サイトなどで公開されている場合があります。
連休の期間は活発に転職活動ができないので、連休の間に作戦を練っておくのも良いでしょう。
連休明けからどう動いていくのか、企業のリサーチをする、書類の準備に時間をかけるなど、GW中に準備を進めておけばその後の活動がスムーズになります。
また、転職自体に悩んでいる方はGWの期間を利用して自分のキャリアを考え直す良い期間になります。
これまでの経歴ややりたいこと、将来的なキャリアプランを見直すことで、転職する・しないが冷静に判断できます。
5月に転職を決めたかったけど、GWの影響で思ったより転職活動の進み具合が遅い…ということにならないよう、計画性が重要な時期です。
求人の選定がし易い
5月は、他の月と比べて求人数が少ないです。
しかし、求人数がピークに多い時期であっても、全く興味が無い求人ばかりでは意味がありません。
忘れてはいけないのが、求人数より求人内容が重要です。
求人が少ない時期であっても、自分が興味深い企業の求人があれば自分にとっては転職の最適な時期です。
しかも、5月は求人が少ない分、求人を選びやすいというメリットもあります。
選択肢は多い方が良いかもしれませんが、多過ぎると人は迷って結局決めきれないこともあります。
体感的に少ないと感じることは無いと思いますが、ある程度少ない時期の方が自分に合う企業を見つけやすいと言えます。
退職への配慮が必要
転職するのに合わせて退職も考えないといけません。
4月であれば新卒や中途採用の入社が多いため、引き継ぎがスムーズだったりします。
その点5月は退職によって在籍している企業に影響を与えやすいとされているので、新人教育や引継ぎなどできる限り配慮は必要になってきます。
次の転職ピークへの準備ができる
転職は秋ごろを予定している場合は、5月から始めるのが良いでしょう。
転職活発時期の9月~10月に向けて、4ヶ月程度の準備期間を設けることができます。
まぁ長いようで短い4ヶ月ですが、情報収集や自己分析など、転職活動のベースを整えたうえで転職活発時期に挑むことができます。
事前準備は重要で、きちんと自己分析・希望条件・転職目的を明確にしておけばミスマッチや転職失敗を防止できます。
転職エージェントの活用がスムーズで確実
5月に限ったことではありませんが、転職活動の時は転職エージェントの利用を強く推奨します。
特に5月は、求人サイトなどに公開されている求人が少ない時期なので、エージェントから非公開求人も合わせて検討するほうが選択肢が広がります。
実は個人がネットなどで検索できる求人は、世の中にある求人のごく一部でしかありません。
多くは非公開求人としてエージェント経由で応募できる求人です。
膨大な求人情報を持ち合わせている転職エージェントを利用しない手はありません。
求人情報だけでなく、キャリア相談、企業とのやりとりや日程調整、選考対策、条件の交渉、円満退社のアドバイスなど、完全無料で転職活動をサポートしてくれます。
一人で活動するよりも、その道のプロにサポートしてもらうほうが転職を成功させる確率がグンと上がります。
採用が決まっても、決まらなかっても、費用は一切掛からないので出費面でのデメリットはありません。
推奨エージェントをこの記事の最後に記載しているので参考にしてみてください。
5月に転職活動を始めるメリット・デメリット
以上の点を踏まえて、5月に転職活動を開始するメリット・デメリットをまとめました。
メリット
▲ライバルが少ない
▲書類選考に通過しやすい
▲採用意欲が比較的高い(急募が出やすい)
▲求人を選定しやすい
▲自分に合う企業を見つけやすい
▲レア求人
▲未経験でも採用する求人が目立つ
▲新しいポジション枠の求人がある
▲GWを利用してじっくりとキャリアを見直せる
▲9~10月に向けて準備ができる
デメリット
▼他の月と比べると求人がやや少ない
▼GWで意欲が低下しがち
▼GWで企業が休業する期間が長い
▼計画性が無いとスムーズに進まない
▼退職への配慮が必要
まとめ
5月の転職活動は「計画性」が重要となります。
求人数は2~4月と比べて少なくなります。
GWの連休で採用活動もストップするところも多く、退職にも配慮が必要となります。
また、連休なので気持ちが転職から離れやすい時期でもあります。
逆に、ライバルが少なく、春の採用活動で決まらなかった企業や、4月に入社してきた人がすぐに辞めて人材不足に陥っている企業もあります。
採用意欲は高いですが、きちんと企業ニーズは把握したうえで選考対策を心掛けましょう。
実際、私も5月の転職活動で内定を獲得し、6月に入社した経験があります。
こういったメリット・デメリットを踏まえた上で、計画的かつスピーディな活動が求められるのが5月の転職活動の特徴です。
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